CATEGORY

ニュース
調査
先読み
インタビュー
データ
ヒント
ランキング
Header Image
Header Image
toggle
Search

3割の学生が就職留年者と接点あり。就職留年に肯定的な大学生は1割

最近囁かれるようになった就職留年という言葉。
皆さんはどの程度ご存知ですか?

就職留年とは…
・卒業までに就職先が決まらず、学生のまま就職活動を続けるために、わざと単位を落とすなどして留年すること。背景には、最近変化の動きはあるものの、企業が採用を新卒者に限る「新卒主義」がある。大手企業の採用がおおむね終わる4年生の夏ごろに留年を決め、秋から3年生に交じって再始動したり、後期の期末試験を受けずに単位を落としたりする学生が多い。卒業要件を満たしていても留年を認める特例措置がある場合は、2月から3月初旬ごろが決断の時となる。
(2011-02-19 朝日新聞 朝刊 3社会)

学生のこういった動向には、やはり企業の考え方が反映されているようです。
実際のところ、学生はどのように思っているのでしょうか。
今回Students lab編集部では、学生に対し就職留年について、アンケート調査をしてみました。

就職留年しても良いと思う学生は1割

image
「就職留年はしても良いと思いますか?」という問いに対する学生の回答は以下の通りでした。
良い:9%
仕方がない:24%
あまり良くない:33%
良くない:34%

意外にも、良いと答えた学生は9%でした。
就職に失敗したなら仕方がないと考える学生も24%はいるようですが、過半数は「あまり良くない・良くない」と感じているようです。

3分の1の学生は就職留年経験者を知っている

image
次に、「就職留年した人は身近にいますか?」という問いに対する学生の回答を見てみましょう。
いる:33%
いない:67%

およそ3分の1の学生が、自分の周囲に就職留年した人がいると回答しました。
これは思ったよりも多いですね。
就職留年をあまり良くないと感じている一方で、自分の周りに経験者が多く仕方がないと感じている学生も多いのではないでしょうか。

卒業して就活を続ける方が良いと答えたのは3分の2

image
「就職留年するor卒業して就活を続ける、どちらが良いと思いますか?」というアンケートに対する学生の回答は以下の通りです。
就職留年する:34%
卒業して就活を続ける:66%

またもや意見が1:2で分かれました。
数字から見ると、周囲に就職留年経験者がいる学生は、就職留年が良いかもしれないと感じているように思えます。
実際、就職留年した学生は企業側から見るとただの留年をした新卒くらいにしか見えないため、「これもありかも」と考える学生が多いのではないでしょうか。

「自分なら卒業して就活を続ける」学生が7割

image
「自分なら、内定が決まらなかった場合どちらを選びますか?」という問いに対する学生の回答は以下の通りでした。
就職留年する:32%
卒業して就活を続ける:68%

卒業して就活を続けると回答した学生は約70%で、就職留年を良くないと考えている学生の数に対応しました。
ここで、それぞれの立場の学生にその理由を自由に回答してもらいました。

就職留年した方が無難だと思う理由

「就職留年する」と回答した学生の意見は以下の通りです。

・新卒採用枠があるから
・どこかに所属しておきたい
・卒業しても新卒扱いにしてくれる企業は少ないから

では、「卒業して就活を続ける」と回答した学生はどうでしょうか。

就職留年した方が無難だと思う理由

留年するとなると学費がかかるため、金銭的な理由で卒業を選ぶ学生が多く見受けられました。

・留年すると学費がかかるから
・地元に帰るから
・いつまでも学生気分が抜けなさそう

やはり昨今の「新卒主義」に対応して、就職留年を選ぶ学生もいました。
今後その傾向が変わってくれば、学生もお金をかけずに希望の職種に就けるようになるのではないでしょうか。

まとめ

今回の調査結果でわかったことはこちらです。
・就職留年しても良いと思う学生は1割
・3分の1の学生は就職留年経験者を知っている
・卒業して就活を続ける方が良いと答えたのは3分の2
・学生の7割は、自分なら卒業して就活を続けると回答

自分ごととなると、就職留年を選ぶのは難しいと感じているようですし、肯定的な意見もあまり見られませんでした。
現実として3分の1の学生の周囲には就職留年経験者がいるということで、実際問題としての「新卒至上主義」のような考え方が影響しているのではないでしょうか。
学生もそれを重大に受け止めて就職活動にのぞんでいるようです。
Students labでは、若者や大学生の動向を把握したい社会人向けに、学生動向のマーケティング調査を行っています。
学生動向調査を活用されたい企業の方は、今後の記事もぜひ参考にしてみて下さい。
(実測日:2015年05月15日〜06月07日 回答者数:241人 /Students lab編集部調べ)
(Photo by:Job-interview by xianrenddujia, on Flickr)