CATEGORY

ニュース
調査
先読み
インタビュー
データ
ヒント
ランキング
Header Image
Header Image
toggle
Search

シェアハウスに住んでみたいと思う学生は46%。一方で住民に否定的なイメージを持っている人は29%

一つ屋根の下での複数の男女の共同生活を観察する「テラスハウス」というバラエティー番組が流行ったように、いま若者の間ではシェアハウスに注目が集まっているといいます。
友達ならまだしも赤の他人と共同生活をすることに抵抗感を持っている人も少なくないことと思いますが、今どきの学生はどうなのでしょうか。
今回Students lab編集部では、シェアハウスに対する学生のイメージ調査を行いました。

1人暮らしを始めるとき、約7割が賃貸を検討

9.15.1
まず学生に「1人暮らしを始める時に、検討した物件を教えて下さい。」と質問をしアンケートを始めました。
最も多かったのは、「賃貸」の68%でした。
「学校の寮」が30%、「学生マンション」が27%と続きました。
ほとんどの学生が賃貸を検討しており、「シェアハウス」を検討した学生はわずかに10%でした。
学生にとってあまりなじみがなく、一人暮らしの経験のない場合にシェアハウスはハードルが高いのかもしれません。
あるいは「シェアハウス」に対していいイメージを持っていないのでしょうか?
シェアハウスに住んでみたいか質問してみました。

シェアハウスに住んでみたいと思う学生は46%

9.15.2
「シェアハウスに住んでみたいと思いますか?」という質問に対し、「とても思う」と答えた学生は11%、「少し思う」が35%でした。
シェアハウスに住むことに肯定的な学生のほうが若干少ないという結果になりました。
この質問では「全く思わない」という学生が25%と、TV番組としては流行っていましたがシェアハウスに対して否定的な立場をとる学生は比較的多いということかもしれません。
では、シェアハウスに「住んでみたいと思う」と答えた学生はどれくらいの期間シェアハウスで暮らしてみたいと思っているのでしょうか。

1年以上住みたいという学生は少なめ

9.15.3
「どのくらいの期間住んでみたいと思いますか?」という質問に対し、最も多かったのは「1年くらい」住みたいという学生で27%でした。
次に「半年くらい」と答えた学生が24%でした。
一方「1年以上」住みたいという学生は16%程度で、経験としてシェアハウスに住んでみたいとは思うがそれほど長期間暮らしたいと思ってはいないことがわかります。
学生たちはシェアハウスに対してどのようなイメージを持っているのでしょうか。

ポジティブなイメージを持つ学生が多め

9.15.4
学生にシェアハウスに対するイメージを質問してみると、圧倒的に多かったのは「賃料が安価」というイメージで63%でした。
キッチンやリビングが共同な分、家賃が安く済むと思っている学生は多く、アルバイトや親からの仕送りで生活する学生にとってこれは魅力の一つですよね。
次に「住民と家族のようになれそう」というイメージを持つ学生が35%でした。
一人暮らしをしているとふと寂しくなる瞬間を経験したことのある人であれば、共感できることかもしれません。
同居人がいるということの安心感はある程度得られるのではないでしょうか。
一方で賃料が安い分「狭そう」というイメージをもつ学生が22%とデメリットが気になる学生も少なくありませんでしたが、全体的にシェアハウスに対するイメージとしてはポジティブなものが多かったです。
その他としては「プライバシーがなさそう」「人間関係がめんどくさそう」という意見が多く見受けられました。

シェアハウス居住者に対しても肯定的なイメージ

9.15.5
シェアハウスに住んでいる人に対する学生のイメージを聞いてみると「とても肯定的」にとらえている学生が13%、「少し肯定的」だという学生が69%でした。
シェアハウスに住みたいと思う学生よりも住みたくないという学生のほうが多かったものの、シェアハウスに住んでいる人に対しては肯定的にとらえている学生のほうが多いという結果になりました。
学生に肯定的なイメージをもつ理由を聞いてみました。

シェアハウスに住んでいる人に肯定的なイメージを持つ理由

・シェアハウスに住むという行動にでるくらいの積極性のある人だから
・楽しそう
・親しみやすい人に感じるから
・ひとに気遣いができそう
・人付き合いが上手な人だと思うから
・コミュニケーション力が高められそうだから
・本人が良ければ良いから
・出逢いがありそうだから
・人脈が広がりそうだし、さみしくない
・テレビとかで見て
・個人の自由
・人間の関わりというものを真剣に考えるいいきっかけになる
・心が広そう
・選ぶのはそれぞれの自由だから
・自分にはない積極性があると思う

学生としては、自分が住みたいか否かは別としてシェアハウスの住民に対して社交性や協調性がありそうという良い印象を抱いており、シェアハウスという選択は個人の自由であるという立場をとることが多いという傾向にありました。
また、恋愛的な意味合いでの出会いに限らず人脈が広がるという部分でも学生側のメリットとしては大きいのではないでしょうか。
一方で、「とても否定的」と回答した学生は6%、「少し否定的」にとらえている学生が23%と、否定的な学生は全体の3割弱にとどまりました。
その理由も聞きました。

シェアハウスに住んでいる人に否定的なイメージを持つ理由

・お金がないのかなと思う
・知らない人はすこしこわい
・理解できない
・シェアハウスは信頼できないとだめだし、気を使う
・自分が集団生活が苦手だから
・チャラそう
・トラブルが起きた時の対処が面倒くさい
・一人になれない、難しい
・他人と同じ家で生活するのに抵抗がないのは不気味
・貧乏人
・自由がなさそうだから
・良好な人間関係が築けるのか心配

否定的な学生の意見としては、プライベート空間がないことに対する不安感や、人間関係がこじれた時のめんどくささがイメージとして先行しているようです。
またわざわざ他人とキッチンなどを共有することの必要性を感じていない学生が多かったです。そのため、シェアハウスに暮らす住民に対してお金がないのではないかという印象を持ってしまうことがわかりました。
社交性の高い人や人脈を広げてみたい学生にとっては最高の環境と言えますが、プライベートを大切にしたい学生や人見知りの学生にとっては全く向かないのがシェアハウス。
加えて、経験としてはシェアハウスで暮らしてみたいと思う学生が多いものの長期間暮らしたいという学生があまりいませんでした。

シェアハウスへの興味は強そう

今回は、学生のシェアハウスに対するイメージ調査を行いました。
アンケート結果は以下の通りです。
・シェアハウスを検討した学生はわずか10%、約7割は賃貸を検討
・シェアハウスに住んでみたいと思う学生は46%
・半年~1年が妥当?1年以上住みたいという学生は少なめ
・家賃が安く同居者と仲良くなれるのが魅力?ポジティブなイメージを持つ学生が多い
・一方で「プライバシーがなさそう」「人間関係がめんどくさそう」という意見も
・シェアハウスに住んでいる人に肯定的なイメージを持つ学生が72%と多め
・シェアハウスの住民は社交性や協調性がありそうだという印象をもつ学生が多い
・プライベート空間を重視する学生はシェアハウスに対して否定的

住んでみたいと思うものの長期的に暮らしたいと答えた学生は少なく、いいイメージを持ちながらもあくまで経験として数か月の間にとどめておきたいと考える傾向にあるようです。
社交的でコミュニケーション能力が高い学生であればうれしい物件と言えますが、プライベート空間を広く持ちたい学生には苦痛になってしまいます。
周囲に干渉されるのが苦手なイマドキの学生にとっては、気軽にお試し程度で暮らせるシェアハウスがあれば喜ばれるのかもしれません。
4年間を過ごす家としては不向きでありますが、短期間で簡単に引っ越しができるシェアハウスがあると学生としても楽しめるのではないでしょうか。
Students lab編集部では、若者や大学生の動向を把握したい社会人向けに、学生動向のマーケティング調査を行っています。
学生動向調査を活用されたい企業の方は、今後の記事もぜひ参考にしてみて下さい。
(実測日:2015年09月12日~09月13日 回答者数:295人 /Students lab編集部調べ)
(Photo by:Living room by Wonderlane, on Flickr)