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選挙権年齢引き下げを理解している学生は34%。投票しない理由は”住民票問題”にあり

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みなさんは政治や選挙にどの程度関心を持っていますか?
「今の若者が政治に関心を持たない」と言われますが、いつの時代でも若者は政治に興味を持っていなかったのではないか、と感じます。

それでも近年は、原発再稼働、憲法改正など国民全体に関わる問題があることで、政治意識が高い若者も増えている場面もあります。
そして、今年実施される「選挙権年齢引き下げ」は10代の大学生にとても関係が深いテーマです。

今回は「選挙権年齢引き下げ」について大学生がどの程度理解しているのか、政治/選挙をテーマに調査しました。

選挙権年齢引き下げを知っている大学生は75%

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昨年6月に、選挙権年齢引き下げが決まり、今までの満20歳以上から満18歳以上の者から選挙に参加できる、ことになりました。
つまり、大学1年生から選挙に参加できるようになります。

当事者である大学生の認知度は82%と高いものの、知らない大学生も8%いるため、国全体に関わる政策でもあるため、100%を目指してほしいですね。

選挙権年齢引き下げの適用時期を知らない学生は多数

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選挙権年齢引き下げ自体は知っているものの、いつから適用されるか知らない大学生は66%となりました。
適用されても選挙がなければ投票できませんので、選挙の時期がいつなのか、も併せて把握しておく必要がありますが、いつから開始されるか理解している学生は比較的少ない結果となりました。

選挙権年齢引き下げの施行は6月19日となり、夏にある参院選選挙から18歳以上の投票へと変わります。

大学生の選挙意欲は半数が消極的

実際に、選挙に行くかどうか、のアンケート調査を行ってみたところ、以下のような結果となりました。

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夏の参院選選挙に対する関心度ですが、47%の大学生が「行く」と回答しているものの、40%もの大学生が「どちらか分からない」と答えています。

実際に普段の選挙ではどの程度行っているか併せて確認してみたところ、「一度も行ったことがない」大学生が半数となりました。
行ったことがある学生はいるものの、毎回必ず行く学生は29%と投票率はやや低いと思われます。

果たして、投票に行く学生と行かない学生の理由は何でしょうか?

投票に行く大学生の意見「投票は義務」

投票に行く大学生の意見として多かったのは以下のような意見でした。

・自分の意思を示すため
・行っても何もならないとはわかっているが、何もしないと高齢者にばかり媚びを売る政策であふれてしまいそうだから
・不満があるとき投票に行っていないと不満をいう権利が無いように思うから
・国民としての義務
・政治に対して意見を示すために与えられた機会を逃したくないから
・権利であり義務であると思うから
・国民の1人として参加する義務があると思うから

特に多かったのは、「国民としての義務であり、行くべきである」という意見でした。
また、政治に参加/意見できる機会であり、その機会を有効に使いたい、というポジティブな意見も多かったです。

若者が少ないことで意見が反映されにくい現状はあるものの、投票しても変わらない、という意識でいてはいつまでも変わらない、という想いから、その意思表示として投票している大学生も見受けられました。

投票に行かない大学生の意見「住民票を移していない/行くのが億劫」

その反対で、投票に行かない大学生の意見は以下のような意見がありました。

・地元と違うとこに住んでいて住民票うつしてないから
・誰がやっても変わらない
・政治を任せれる人がいない
・行くのが億劫
・時間がないから

意外と多かったのが「住民票を移していない」というケースでした。
大学生だと1人暮らしをする場合もありますが、実家に帰ることも多い、また引越しをすることもあることから、住民票をそのままにしていることも少なくありません。
投票するために遠い実家まで帰省するのは正直厳しく、投票に行かないことが多いようです。

また、時間がない、行くのが面倒、という意見もありました。
もちろん誰でも同じ状況で、会社員のほうが行くのが大変という場合もありますが、投票に行く手間がもっと省ければ投票率は上がると言えそうです。

政治に関心がない、などのネガティブな意見もありましたが、「投票に行きたくない」というより「投票に行くことが難しい」意見が比較的目立ちました。

政治への関心度は60%と投票率よりやや高め

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最後に、政治への関心度は60%と投票率に対してやや高い数字となりました。
決して政治に興味がないわけではなく、「政治には興味はあるものの選挙に行くことが出来ていない層」が存在していることが分かります。

もちろん政治に興味がない大学生もいるため、政治への関心度合いを高めていくことも重要ですが、政治意欲が既にある大学生が選挙にスムーズに行くことができる仕組み着くろも大事だと言えそうです。

今回のアンケート調査を見てどう感じたでしょうか?

大学生は決して政治や選挙に興味がないわけではなく、興味があるものの参加できていない層があることが分かったかと思います。
それと同時に、大学生に対して情報が行き届いていない面もあり、そういった点の改善がまだまだ必要な場面もあります。

日本の政治がより良くなるよう、大学生を中心とした若者の意識がより改善されていくことを願っています。

Students lab編集部では、若者や大学生の動向を把握したい社会人向けに、学生動向のマーケティング調査を行っています。
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(実測日:2016年04月02日~04月04日 回答者数:208人 /Students lab編集部調べ)