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2000年前後の流行語大賞、覚えてる?「おっはー」の認知度は驚異の92%

毎年12月になると発表される「流行語大賞」。
その年に多くの人々の話題に上った新語・流行語の中から、その「ことば」に関わった人物、団体を顕彰するとされている賞のことです。
とりわけ、芸人さんのネタが選ばれることも多いですが、その年の世相を反映した「ことば」が多く選ばれています。
さて、今の大学生は約15年前に流行った流行語を覚えているのでしょうか?
当たり前のように学生の前で使うと「ぽかん」とされる可能性もありますよね。
今回Students lab編集部では、イマドキの大学生がどのくらい15年近く昔の流行語を知っているのか調査しました。

1999年:最も認知度が高いのは「リベンジ」62%

7.22.1
「1999年の流行語大賞で知っているものはありますか?」と質問をしてアンケートを始めました。
最も知られていたのは、当時新人だった西武ライオンズの松坂大輔投手が放った「リベンジ」で62%でした。
今では当たり前に使われている言葉ですが、1999年の日本ではまだ定着していませんでした。
千葉ロッテマリーンズに所属していた黒木知宏投手と投げ合って敗北した際に松坂大輔投手が「リベンジします」と宣言し、その後同じく黒木投手と投げ合って勝利したエピソードから、日本では「再挑戦」や「雪辱を果たす」という爽やかな意味を持つ言葉として定着しました。
直訳すると「復讐」や「報復」という暗いイメージをもつ言葉なので、海外で使うと驚かれることもあるようです。
また47%の学生が知っていた「雑草魂」。
こちらも野球選手である上原浩治投手のことばでした。
現在はボストンレッドソックスに所属している上原投手。
高校時代、全国大会の経験もなく無名だった彼の地道な努力に、勇気をもらった学生も多いのではないでしょうか。
10%の学生しか知らなかった「ブッチホン」とは、「プッシュホン」のもじりで、当時内閣総理大臣だった小渕恵三の「渕」(ぶち)と電話(テレフォン)の「フォン」を掛け合わせた造語。
小渕総理が著名人にかけた電話のことで、それがあまりにも唐突でフランクなために電話を受けた相手が当惑したというエピソードからきています。
このフランクさからか、戦後最低と言われていた支持率が就任の1年後には51%まで回復しています。

2000年:「おっはー」を知っている学生は92%

7.22.2
「2000年の流行語大賞「おっはー」は知っていますか?」という質問に対し、「誰の言葉かも知っている」と答えた学生が66%、「知っている」と答えた学生は26%でした。
「おっはー」と言えば香取慎吾さん扮する慎吾ママが当時の小学生にウケてましたよね。
『サタ☆スマ』という1998年10月31日から2002年3月23日にかけてフジテレビ系列で放送されていたバラエティ番組のキャラクターでした。
今の大学生は当時小学1年生くらいですが、9割以上の学生が未だに記憶に残っているというのはすごいですね。

2000年:大賞「IT革命」を知っている学生は約7割

7.22.3
「IT革命」ということばを知っている学生71%のうち、「誰の言葉かも知っている」学生はわずかに9%でした。
誰が言っているかは分からないけれど学生の間でも「IT革命」ということばは広く認知されているようです。
「IT革命」とは、情報技術(Information Technology)分野での革命が、経済の新たな成長を担うとともに、国家・社会・企業等の組織を変えていく現象のことで今では珍しい言葉ではなくなりましたよね。
受賞者は、当時早稲田大学高等学院高校3年であった木下斉さん。
全国商店街の出資会社を経営していたスーパー高校生でした。

2001年:全体的に認知度低め?

7.22.4
「2001年の流行語大賞で知っているものはありますか?」と質問してみると、今までの流行語と異なり認知度は高くても「聖域なき構造改革」で44%。
その他の流行語はは3割を下回るという結果になりました。
「聖域なき構造改革」とは、当時総理大臣であった小泉純一郎が内閣として掲げた経済政策スローガン。
郵政事業の民営化、道路関係四公団の民営化など、政府による公共サービスを民営化などにより削減し、市場にできることは市場にゆだねること、いわゆる「官から民へ」、また、国と地方の三位一体の改革、いわゆる「中央から地方へ」を改革の柱としていました。
郵政民営化など実現されたものも多く、知らなかった学生も内容自体は知っているのではないでしょうか。
「骨太の方針」や「ワイドショー内閣」など2001年に就任した小泉総理に関連した流行語が多く並んだ年でもありました。
当時小学生だった今の学生には、政治のワードはピンとこないものも多いのも頷けます。

上半期ももう終わり!今年の流行語は?

最後は、学生に今年の流行語を予想してもらいました。

・ラッスンゴレライ
・新国立競技場
・安心してください。履いてますよ!
・安保法案
・集団的自衛権
・あったかいんだから~
・火花

芸人さん関連のワードと安倍内閣など政治に関連するワードが多くあげられました。
ラッスンゴレライなどの芸人さんのネタだけでなく、先日芥川賞を受賞したピースの又吉さんの作品「火花」を流行語として予想する学生は多かったです。
一方で、最近白紙に戻された「新国立競技場」の建設費をめぐる問題や、過熱する「安保法案」など世相を反映したワードを予想する学生も。
今白熱し話題となっている問題も10数年後には、「あったな~」程度のものになってしまうのでしょうか?

まとめ

今回は約15年前の流行語に関する学生の認知度調査を行いました。
アンケート結果は以下の通りです。
・1999年の流行語、最も知られているのは「リベンジ」62%
・2000年の流行語大賞「おっはー」は知っている学生が92%
・2000年の流行語大賞「IT革命」を知っている学生は約7割
・2001年の流行語は全体的に認知度低め?

今はもう定着してしまった流行語から、ネタの流行りとともに消えていった芸人さん、特徴的な政治を行った総理大臣の言葉など、流行語は発言した人の職業も認知度も様々でした。
政治関連の流行語であれば博識だと思われそうですが、昔流行った芸人さんのネタは学生には白い目で見られる可能性もあるので気を付けたほうがいいかもしれませんね。
Students labでは、若者や大学生の動向を把握したい社会人向けに、学生動向のマーケティング調査を行っています。
学生動向調査を活用されたい企業の方は、今後の記事もぜひ参考にしてみて下さい。
(実測日:2015年07月21日~7月23日 回答者数:521人 /Students lab編集部調べ)
(Photo by:新国立競技場 by ERIC Chen, on Flickr)