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LGBTに対する意識調査。認知度は約4割、身近にいるという学生は約2割

「LGBT」最近時々耳にするようになった言葉ですが、意味合いとしては性的少数者を限定的に指しています。
インターネット社会になり、様々な情報をたやすく手に入れることができる大学生の世代は、性に対して少数派の人々についてどう感じているのでしょうか?
今回Students lab編集部では、LGBTについて学生がどう考えているか、またその認知度を調査しました。

LGBTという言葉の認知度は4割程度

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言葉の認知度は4割に満たない程度でした。
性に対する意識の多様化が生みだした言葉ではありますが、「レズビアン」や「ゲイ」など詳細な言葉でなければ認知度はまだ低いようです。
メディアでLGBT結婚式が取り上げられることも増え、渋谷区や世田谷区では同性カップルを公的に認める動きもあります。
さて、そもそもLGBTとは何の略称なのでしょうか。

LGBTは、それぞれ何の略称?

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先ほどの認知度とそれほど変わらず、略称の認知度も4割程度でした。
他の先進国と比べて、以下の人たちは少数派であるがゆえに理解が進んでいないのが現状です。
公的にも肩身の狭い思いをすることがあるようです。
ちなみに、以下4つの略称です。

・L=レズビアン(女性同性愛者)
・G=ゲイ(男性同性愛者)
・B=バイセクシュアル(両性愛者)
・T=トランスジェンダー(生まれたときに法律的/社会的に割り当てられた性別にとらわれない性別のあり方を持つ人)

LGBTの人についてどう思いますか?

LGBTについて何となく知っていた人も含めて、どのように思うか聞いてみました。
否定的な意見も肯定的な意見もあったので、全て原文のまま以下で紹介します。

身近にいないため、特に何も思わないが、きっと苦労することが多いのではないかと思う
偏見は無い
昔は周囲の人に告白できず、大変やったと思うけど、今はまだ理解がすすんできて良かったと思う
もっと世間に受け入れられて不自由ない暮らしを送れるようになるべき
隠しているだけで、周りに沢山いると思う。
特別視するつもりはない。いても良いと思う。
いろいろな個性があるのだからそれを大切にし、周りの人は偏見など持たず理解するべき
それも個性の一つであると思う。
自分が当事者なので偏見があるのは辛い
尊重されるべき
性指向については人それぞれであり、否定する気持ちはない。
普通の人と同じ
人の性に対して他人がどうこう言うのはナンセンス
個性の一つだと思う
人それぞれなので否定はできない
引く
ウザイ
人それぞれだし全然いいと思う
教育現場では、難しいが向き合わなければならない問題
なんとも思わない
人前でそれを表せば奇異の目で見てしまう。みんな異性愛が当然とする日本社会では生きづらそうだが、配慮が行き過ぎていると感じることがある。
LGBTの人を偏見の目で見てしまいがちだが、なるべく公平な目で見ようと思う

肯定的な意見としては普通の人と同じである、個性の1つであるといった意見が多くありました。
否定的な意見もありましたし、何も思わない、という意見もありました。
続いて、周囲との関係性の中に「LGBT」が存在するかを聞いてみました。

周囲にLGBTの人がいる、という学生は2割弱

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周囲にLGBTの人がいる、と回答した学生は2割弱でした。
「いない」と断言する人は予想よりも少なく、「わからない」と考えている人が約6割でした。
続いて、周囲にLGBTの人がいる、という学生になぜそのことがわかったのかを聞いてみました。

「あの人」がLGBTだと知った理由

本人が公言していた、カミングアウトしてくれた、など本人からのアクションで知ることが多かったようです。
公表の方法が「SNSなどでのカミングアウト」という人も複数おり、今という時代では、性に対する考え方をSNSでも発信しやすいようになってきたのかもしれません。

その子の友人が言っていた
LGBTの当事者を支援しているイベントに参加して知り合った
本人が公言していたから
本人が隠す気がなく、直接聞いた
フェイスブックでのカミングアウト
小耳にはさんだ
Twitterで言っていた
カミングアウトしてくれた
本人のカミングアウト

本人から直接聞いたわけでなければ、どうしたら良いか対応が難しそうですが、本人から聞いた場合は「伝えてくれて嬉しい」という気持ちは芽生えるようです。

自分と接することがあったら

最後に、もしも自分が誰かにLGBTであることをカミングアウトされたら、どう反応すると思うか考えてもらいました。
正直に驚く、すぐには受け入れられないかもしれない、という少し否定的な意見も含めて原文そのままで紹介します。

少なくとも否定はしない
いつも通り付き合うし、相手の気持ちに合わせて話し方を変える
特別な反応はしないが肯定的な立場であることは伝える
ちょっと接し方が変わるかもしれない
驚く
偏見など持たずに今まで通りに接する
受けとめる
初めは驚くが、だからと言って避けることはせず、受け入れると思う。
私が友達にカミングアウトした時、最初は驚いていたけど普通に受け入れてもらえた
教えてくれたことにお礼をいう”
びっくりしてしまいそうだが、カミングアウトされる前と何も変わらなさそう
特に違和感なく話を聞く
そうなんだ よく打ち明けてくれたね 勇気いったでしょ と褒める
「なにそれ」と聞く
特に何も変わらずそのままだと思う
カミングアウトするくらい勇気だして言ってくれたんだから応援する。
生きやすいように支援する
すぐには受け入れられないかもしれない
引く
離れる
普通に受け入れて、普段通りに接する
びっくりするけど、打ち明けてくれて嬉しいし、真剣に向き合いたいと思う
少し驚くが、以前と変わらず接するよう努める
戸惑うが、理解しようとする
受け入れる。応対は変わらない
黙ってしまう

受け止める、理解する、という肯定的な意見がとても多かったです。
伝えてくれたことに感謝を示す、という意見もありました。
自分自身が接する経験がなければ、少数派の人を心から理解するのは難しいかもしれませんが、想像力を働かせて様々な意見を述べてくれました。

個性の1つである、という前向きな意見が多数

今回の調査結果でわかったことはこちらです。
・LGBTの認知度、略称の認知度も共に4割程度
・周囲にLGBTの人がいるという学生は2割弱
・周囲の人がLGBTだと知った理由は「本人からのカミングアウト」がほとんど
・LGBTの人に対しては肯定的な意見が多数、否定的な意見もあり
・自分が接する機会があれば、「受け入れる」「話してくれたことに感謝する」という意見も多い

個性を大切にする、という風潮もあってか、LGBTの人たちに対しても「個性の1つ」と考えている学生が多かったです。
自身が実際に接する機会があれば、「最初は驚いてしまうかも」という正直な意見もありましたが、ほとんどの学生が受け入れようと努力するだろう、と回答しました。
性に対しての新しい考え方も共通認識となっていく日が来るのではないでしょうか。
Students lab編集部では、若者や大学生の動向を把握したい社会人向けに、学生動向のマーケティング調査を行っています。
学生動向調査を活用されたい企業の方は、今後の記事もぜひ参考にしてみて下さい。
(実測日:2015年09月12日~09月13日 回答者数:294人 /Students lab編集部調べ)
(Photo by:flower field by Vincent Lock, on Flickr)